12歳でギターを始めてから、それこそ数え切れない位多くのギタリストの演奏に影響を受けて来ましたが、ここでは特に強い影響を受けたギタリストを紹介したいと思います。

Will Ackerman(ウィル・アッカーマン)

 

 

18歳の頃、何気なく聴いていたFMラジオ(番組は「細川俊之ワールドオブエレガンス」だったと記憶している)から流れてきたギター・インストに耳を奪われた。「プロセッショナル(行列聖歌)」というタイトルの曲で、ウィル・アッカーマンというギタリストが演奏しているという事を知る。その曲はアルペジオ主体の、主旋律がある様な、ない様な・・弾くのに決して難しそうな曲ではなさそうだが、その曲が持つ、何とも言えないダークで怪しい幻想的なムードが僕の心に強烈なインパクトを残した。早速コピー(1985年当時は今ほどタブ譜などが充実していなかったので、コピーと言えば曲をカセットテープに録音して、ラジカセで一音一音再生・停止をを繰り返しながら音を地道に拾っていく、いわゆる「耳コピをしていた。これはギター上達に随分役立った)を開始して、以外と早くコピーする事が出来たのだが、何かが決定的に違う・・音は合っているのだが・・考えた挙句、どうやらチューニングが違うのではないか、という事に思い当たる。苦労の末に耳で探し出したチューニングは、それまでに知っていたオープンGやオープンDの様な定番のオープンチューニングとは比べ物にならない位に各弦のアップダウンの激しい、過激と言っても過言ではないすごいチューニングだった。改めて正しくコピーして初めてその曲を弾いた時の感激は今も鮮烈に覚えている。さあ、それからというもの、新作が出る度に、殆どの曲をとり憑かれた様にコピーしまくった。そしてその経験が、後の自分のスタイルに多大な影響をもたらしたという事は言うまでもない。そのシンプルにして饒舌なギタースタイルは、今でも僕に影響を与え続けている。

 

 

 

Doc Watson(ドック・ワトソン)

 

 

19歳当時、勤めていた会社の同僚に「これ聴いてみろ」と薦められたレコード(他にジャンゴ・ラインハルトも薦められた。この同僚には感謝している)がこのタイトルもズバリ「ドック・ワトソン」。その「古き良きアメリカ」を彷彿とさせる様な素朴な歌声と、フレーズがマシンガンの如く繰り出されるフラットピッキングにノック・アウトされる。これでフラットピックによる単音早弾きに目覚めて「ブラックマウンテン・ラグ」などをよく練習したが、そちらのスタイルはあまり上達しなかった。僕にはやはりフィンガーピッキングによる「ドックのギター」や「曇りのち晴れ」などをコピーした事による影響が大きいと思う。ちなみにオリジナルの「ダックスフント」は、ドックに影響されて作った曲である。

石川鷹彦

 

 

日本で「アコースティックギターの神様」は誰だ?と問うて、この方を挙げてそれ程の異論はあるまい、と思う。ギターを始めた頃は、かぐや姫、吉田拓郎、さだまさし、井上陽水、アリス・・など数え上げるとキリがない程のフォークソングのアーティスト達に夢中になり、コピーをしまくっていた訳だが、それらのアーティストの殆どのレコーディング・セッションに参加していた石川氏からは、間違いなく大きな影響を受けている。「22才の別れ」のイントロに代表される様なスラー&ビブラートによるあの何とも言えない「艶」のある音色は氏独特のモノだと思う。音は取れても、その「音色」は決して真似出来ないのだ。アコースティック・ギターの「本当」の音を奏でる事の出来る、素晴らしいとしか言い様のない、偉大なギタリストである。

GONTITI(ゴンチチ)

 

 

音楽、曲名のセンス、人柄、どれをとっても素晴らしい大好きなグループです。

ただただ、いつまでも聴いていたい素敵なギターミュージックです。